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ゼロに縁がある監督あおきえい

「Fate/zero」のあおきえい監督が数年前に監督を務めたアニメ「喰霊零」。
人気はさほど出なかったものの、斬新な事に挑戦した姿勢はもっと評価されるべき。

原作の過去の話をオリジナルストーリーで描いた「喰霊零」の構成。
放送前にオリジナルキャラクターである主人公を中心としたオリジナルストーリーと発表。
一話で主人公と発表されていたキャラとその仲間達が諌山黄泉により全滅させられる。
二話で原作ヒロイン土宮神楽と神楽が慕っていた諌山黄泉が敵対している事が判明。
三話で原作より少し前の話にあたるアニメ一話よりさらに前、神楽と黄泉の出会った頃の話が描かれる。

「Fate」で例えるなら「Fate/stay nigth」がアニメ化されると思ったら、過去話にあたる「Fate/Zero」がアニメ化され主人公はアサシンのザイードさんと発表。
原作に沿ってアニメを作るのは常識であり、原作の世界観を壊すオリジナル展開は原作レイプと叩かれまくる。そんな状況でここまで思い切った事をやるには勇気が必要だったでしょう。

アニメが原作ファンから評価されたのかは分りませんが、個人的にはそこそこ面白かったです。
大抵の作品は穏やかな日常から始まり、何か事件が起きて段々とシリアスになっていく。
喰霊零は逆でシリアスから入って穏やかだった頃の日常を見せる。
先に悲劇を見せておいて、どうしてそうなったのかを見せるのは珍しい。
もし神楽と黄泉の出会いから話を始めたら前半の何話かがただの神楽と黄泉のいちゃいちゃに見えるけど、悲劇を先に見せるおかげで神楽の失った物の重みを考えながら見れるのは上手い構成だなと思いました。
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